2014年10月17日(金)に168回、月例会が開催されました。
今回は、高校14期の水戸英則さんに講演をしていただきました。
水戸さんは、日本銀行を経て現在、学校法人二松學舎理事長をされており、「今なぜ大学改革か 安倍政権の主導する大学改革」というテーマで、お話しをしていただきました。
安倍政権では、経済再生と並ぶ最重要課題として教育再生への取り組みを強めており、国の教育再生実行会議では、グローバル化した人材の育成を進めること、学生を鍛え上げて社会に送り出す教育機能を強化することなどを提言しています。水戸さんは、日本人の海外留学が2004年をピークに減少しており、中国人や韓国人の海外留学が最近急増していること、日本では学生の勉強時間がアメリカに比べて少なく、世界的にみても大学院まで進学する人が少ないことなど、詳しいデータを使って提言の背景をわかりやすく説明してくださいました。講演の後、出席者から、「日本の大学で中国人学生が熱心に勉強する姿を見るが、日本の学生はハングリー精神にかけるのでは」という意見も出ていました。水戸さんは別の会合のために、講演後すぐに退席されましたが、懇親会ではお酒も入り、大学生活の在り方も含めて、かつての自分の姿に少し反省の思いも込めながら話がはずみました。
この日は、水戸さんの同期、吉野さん、今西さん、梅谷さんにも出席いただいたほか、来年の同窓会総会の当番幹事・高校53期、篠原陽介さんも出席し、先輩の方々に協力をお願いしていました。それから、小倉商業の林さんの誕生日ということで、参加者でお祝いの乾杯もしました。
秋吉 亨