関東明陵同窓会

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第187回 忽那 賢志様(高49期)ご講演

第187回 忽那 賢志様(高49期)ご講演

既に終了した内容です。2016年11月18日実施

関東明陵同窓会の皆さまへ

       ≪平成28年11月月例会のご案内≫ 

11月の月例会は 高校49期の忽那賢志(くつな さとし)様に「日本を取り巻く感染症」と題して講演して戴きます。
忽那様はNHKの「総合診療医ドクターG」やTBSの「情熱大陸」など数多のテレビ番組に出演なさっていますので そのご活躍ぶりをご存じの方も多いのではないでしょうか。専門分野は一般感染症、輸入感染症、新興再興感染症ということです。
皆さま どうぞお誘い合わせの上、ご来場ください。
尚、事前申込は不要です。

        *

日時:11月18日(金)18時開場 18:30講演開始 19:30懇親会開始
場所: 新橋亭新館 港区新橋2-4-2 Tel:03-3580-2211 <http://r.gnavi.co.jp/g074100/
講師: 忽那 賢志(くつな さとし)様 高校49期
        国立国際医療研究センター 国際感染症センター 医員
       国立国際医療研究センター 国際診療部 副部長(併任)
演題:「日本を取り巻く感染症」
会費:男性5千円、女性4千円、学生3千円

《 講師からのメッセージ 》
【講演概要】
観光庁の統計によれば2015年の訪日外国人旅行者数は1974万人、日本人海外旅行者数は1621万人であった。1年間の間に3600万人が日本と海外を往復していることになる。このような旅行者の増加には経済的な活性化などメリットもあるが、感染症の流入の可能性などデメリットもある。現在の日本は常に海外の感染症の危機に晒されている。
2014年にデング熱が国内で流行したことは記憶に新しい。2016年には海外渡航者からの感染を契機とした麻疹が関西国際空港の職員で流行するなど感染症の流行の話題は絶えない。ジカウイルス感染症はこれまでのところ海外で感染して国内で診断された、いわゆる「輸入例」のみであり、国内流行には至っていない。しかし、もしジカウイルス感染症が国内流行に至れば、小頭症を懸念して出産を控えたり堕胎を行ったりすることで、ますます少子化に拍車がかかることが懸念される。
本講演では現代の日本を取り巻く感染症について俯瞰し、その対策や今後の展望について述べる。

【講師プロフィール】

2004年3月 山口大学医学部卒業
2004年4月〜 関門医療センター 初期研修医
2006年4月〜 山口大学医学部附属病院 先進救急医療センター
2008年10月〜 奈良県立医科大学附属病院 感染症センター医員
2010年4月〜 市立奈良病院 感染症科 医長
2012年4月〜 国立国際医療研究センター 国際感染症センター フェロー
2013年10月〜国立国際医療研究センター 国際感染症センター 医員
2015年4月〜 国立国際医療研究センター 国際診療部 副部長(併任)
〔主な役職〕
日本感染症学会 評議員
東京都蚊媒介感染症対策会議委員
IDATEN 日本感染症教育研究会 世話人
〔主な著作〕
「症例から学ぶ 輸入感染症 A to Z」
「みるトレ感染症」(共著)
「FEVER Fever 発熱について我々が語るべき幾つかの事柄」(共著)