第192回月例会は、2017年6月16日新橋亭にて、31期尾渡英夫様による「地方交通インフラ~湘南モノレール~」と題しての講演に始まりました。聴講された同窓生は31期5名をトップに13期の大先輩から57期の期待の若手まで30数名。遠く福島から駆けつけてくれた仲間には会場設営から手伝っていただき、始まる前から和気あいあいとした雰囲気でした。
講演の内容は、講師自身が商社の自動車部門東南アジア担当から湘南モノレール社長に転身するまでの話、傾いた地方交通の経営立て直しの話、全国の鉄ちゃん鉄子垂涎の鉄道の話、そしてメインは湘南モノレール事業とその関連事業の話へとたいへんバラエティに富んだものでした。
湘南モノレールは、全国で交通事業として登録されているモノレール8社のうちの1つで、輸送人員年間1000万人、我が故郷の北九州モノレールが同1200万人ですからほぼ同等の事業規模だそうです。JR大船駅と湘南江ノ島駅を結ぶ6.6キロに8駅をおき、7分間隔で7編成による単線運行を営んでます。
社長としての今後の抱負は、駅のバリアフリー化、つまりエレベーターやエスカレーターでアクセスできること。単線だからかなり難しいはずですけど、増便すること。駅ビル増築してのテナント事業を強化すること。ゆるキャラ「しょもたん」とともにイベント開催を盛んにすること。YouTubeはじめとするネットでの広報活動に励むこと。だそうで、夢は広がって行きます。
皆さん江ノ島鎌倉観光プランには是非懸垂式の湘南モノレールを組み入れましょう。
講演の後は31期甲子園組の大石様による乾杯のご発声で宴が始まり、歓談の輪が広がる中で新橋の夜は更けて行きました。そして、我が田中会長から「がんばれヤスダくん」のお話があったことをあわせて申し添えます。
26期伊香