2014年7月18日(金)に第166回月例会が開催されました。
今回は、高校16期で、「日本植物友の会」副会長・事務局長をされている山田隆彦さんに「日本のすみれ達を訪ねて」という題で、ご講演をいただきました。
山田さんは、学生時代に生物同好会の女性の先輩から、「黄色いスミレ」の採取を依頼されたことをきっかけに、スミレに関心を持つようになったということで、それ以来、沖縄から北海道まで、仕事の合間を縫って日本全国のスミレを訪ね歩かれたそうです。
講演では、まず、スミレの発祥地は南アメリカ・アンデス山麓で、もとは木だったものが、寒い地方に分布を広げるのにしたがって、寒さ対策で草になっていったこと、ナポレオンがこよなく愛した花であったことなど、スミレの興味深い歴史についてお話いただきました。
そして、全国各地で撮影したスミレの写真を見せていただきましたが、沖縄ではハブ、北海道ではヒグマに注意しながら撮影したこと、また、断崖絶壁に生息するスミレの撮影にもチャレンジしたことなど、様々な体験をされたことも聞かせていただきました。
この日は、山田さんの同期の16期のみなさんのほか、「スミレ」という演題にひかれて、高校5期の女性の方にも参加いただきました。また、高校28期のみなさんも同期会をかねて、10人も参加いただいて、いつにもまして賑やかな月例会となりました。
秋吉 亨