2015年5月15日(金)に第174回 月例会が開催されました。
今回は、高校18期の緒方瑞穂様に「地価の行方ー鑑定評価の立場から」というテーマで講演をしていただきました。
緒方様の講演では、不動産鑑定評価制度のあらましについて、『わかりやすい土地読本』を元にご説明いただきました。戦後3回の地価高騰と社会経済の変化・歴史的背景のお話の中で、昭和47年頃の列島改造ブームで、大都市圏だけでなく全国の地価上昇が発生し、バブル期でなく、このタイミングで土地神話が一般化していたことを知り驚きました。
また、地籍調査の都市部の進捗が23%と低いこと、東日本大震災の被災地は地籍調査の進捗率が高く、境界確認に時間がかからず復興事業を進めることができたことも、新しい発見でした。毎年3月の地価公示価格の発表時は大都市部に注目しがちですが、変動率のマイナス記録が続いている山梨県にも今後注目したいと思います。
講演会の後の懇親会では、高校6期の杉本様が是非今回のテーマを聞きたいとご夫婦で参加いただいたお話や、高校18期の方も「18日の18時」の集まりを特別に15日に変更して多数お集まりいただいたり、今回も大変盛況な会となりました。
高校53期当番幹事の篠原様、山中様からも6月7日総会について、ご案内いただき会場からも参加の意向を表明される方やエールがたくさん寄せられておりました。
高校44期 古川慶子