関東明陵同窓会

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第205回月例会(2018年11月16日)スナップ

第205回月例会(2018年11月16日)スナップ

2018年11月16日(金)、第205回月例会が開催されました。
今回は、現在、国立国語研究所教授の副所長でいらっしゃる高校26期 木部暢子様より「ことばは文化の源」をテーマにご講演頂きました。
木部様は現在、2009年ユネスコより発表された「Atlas of the World’s Languages in Danger」の内、絶滅に瀕しているとされた日本の方言(アイヌ語、八丈語、奄美語、国頭語、沖縄語、宮古語、八重山語、与那国語)を守るべく、ご自身の在鹿児島時代の奄美、沖縄言語のご研究を生かし、同地域の消滅危惧言語方言の記録と文書作成、また、“ネイティブ方言スピーカー”を増やす活動を精力的にこなされています。
講演の中で印象に残っていますのは、「方言の方が標準語/共通語に比べ、より詳細に、より正確に事象を描写する」というお話しです。例えば、標準語/共通語で「先生たち」は「先生+先生」でも良いし「先生+生徒」もアリ、片や、与論語ではこの2つを違う言い方で区別して使い分ける、というのです。方言が標準語/共通語に比べ、より“高度”な言語と言えるケース、とのご説明に思わず「ホントだ」と納得でした。
上記例以外にも「聞き手を含める/含めない「私たち」」のお話しなど、クイズを交えてわかりやすくご説明頂き、興味を持って学ぶ事が出来ました。

「方言を守る事は、方言のみならずその後ろにある文化やその地域の人権を守る事」、とのご説明は、木部様のお仕事が、「方言の研究・保存」に留まらず、文化継承、人権の尊重という壮大なフィールドの上で行われているのだと感じました。

49期 令官